40代を迎えてから、ひとりで過ごす時間がどんどん心地よくなってきました。若い頃は「誰かといないと寂しい」と思っていたのに、今は雨音を聞きながら、家の中でのんびり過ごす時間が、何よりも贅沢に感じます。
そんな私が、雨の日にこそ楽しめる、とっておきの過ごし方をいくつかご紹介します。
未来の“ひとりを楽しめるおばあちゃん”になるための、ちょっとしたヒントになると嬉しいです。
1. 雨音をBGMに、本をじっくり読む
普段より集中できる雨の日は、読書するのにぴったり。
読みかけのまま放置していた本を、好きな飲み物と一緒に開く時間。雨が止めないでほしいとまで思ってしまうほど雨音に癒されます。
忙しくしている毎日の中、ひとりで本に没頭できる時間はご褒美とも呼べるぐらい「贅沢な時間」です。
2. 雨の日こそ、丁寧な掃除をしてみる
外に出かけられない日だからこそ、家の中を整えるチャンスでもあります。
いつもは適当に済ませてしまうキッチンの引き出しや、洗面台の下の収納棚。ひとつずつ中身を出して、拭き掃除をして、不要なものを見直して。終わった頃には、心までスッキリしています。
3. ちょっとだけ丁寧に、ごはんをつくる
休日は「適当でいいや」と、簡単に食べられる自炊をしがち。でも、自分ひとりしかいない家の中で雨の日に、ゆっくり料理するのは意外と楽しいものです。
私のおすすめは、スープ。
野菜をざくざく切って、コンソメで煮込むだけの簡単なものでも、部屋中に広がるやさしい香りが、なんともいえない安心感をくれます。
最近は、豆類や雑穀を加えて食感に変化をつけたり、貰ったまま使わずにいたスパイスを使ってみたりと、味の工夫もひとつの楽しみです。
4. ノートに色々書き出してみる
私にはお気に入りのペンがあります。このペンを買ってからノートを開く機会が増えています。
雨の日に書くのはなんでもいい。「日記」はちょっとハードルが高くても、ノートにぽつぽつと今の気持ちを書くだけでもいいし、やりたいことや、さっき作ったスープのレシピでもいい。
最近はデジタルで残す方が整理も保管もしやすいけれど、ペンを持って書き出すほうが頭がスッキリするような。特に雨の日は、自然と手で文字を書きたくなる、そういう気分になれるから不思議です。
5. 雨音とともに、ただ“ぼーっとする”
なにもしないことに、罪悪感を抱いていませんか?
私は長い間、「何かしなきゃ」「ちゃんと過ごさなきゃ」と自分を追い込んでいました。でも、40代になってやっと、「ぼーっとしててもいいじゃない」と思えるようになってきたんです。
雨の音を聞きながら、窓の外を見て、コーヒーを楽しんだ後はソファでうたた寝。そんな時間こそ、自分をリセットするスイッチになる気がしています。
さいごに
年齢を重ねるごとに、「ひとり時間」が人生の大切な柱のひとつになってきました。
雨の日は、誰にも気をつかわず、自分のペースで過ごす最高のチャンス。
本を読んでもいいし、掃除に集中してもいい。
おいしいごはんをつくっても、ただ静かに過ごしても、それは全部「自分のための時間」。
“ひとりを楽しめるおばあちゃん”になるには、こういう日を大切した方がいいんだろうなと思うこの頃です。
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